ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

デンジャラス・ビューティー

 

2000年の映画か……

FBIの強い女主人公でミスコン潜入、という枠組みからしてフェミニズム的な視点で見るべき作品なのだろうけれども、しかし現在のフェミニズムネタでさえどこからどこまでがギャグなのかがよくわからんことばかりなわけで、20年以上の前のネタがどこからどこまで本気なのかがマジでよくわからん。そもそもミスコンをどのように捉えるべきか、というところから全然考え方が違ってそうだよね。少なくともこの作品は、ルッキズムに関してはわりと無頓着な感じで、ミスコンそのものにも決して否定的ではなく、それって今だと結構ヤバめよねえ、とは思う。あとゲイの仕草が結構コミカルに描かれているようなところも、結構見ていてキツい。

そういうところも合わせて、ミスコンを弄ってコメディにしてやろう、みたいなメタっぽい遊び方は、時代とともに洗練されてきたんだなあ、とは思う。今作ったら、ギャグのアイディアは比べものにならないくらい激しくなってそうだよね。インターネットやSNSが登場して、炎上がごく当たり前の日常になったのも、その過激化に寄与してんのかもしれないなー。なんというか、牧歌的な内容って感じ。