ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ロシアン・スナイパー

 

『アメリカン・スナイパー』ならぬ『ロシアン・スナイパー』か。PTSDになりながら国の象徴とされた辺りとかも似てんなあ。

しかしなんと言っても強烈な印象をオレの中に残したのはエレノア・ルーズベルト。パウリ・マレーのドキュメンタリーで「なんか面白い活動してるなあ」と思ってたんだけど、いやー、まさかロシアのスナイパーと繋がりがあると思わないじゃないですか。いや、そんなに印象がなかったんだけど、業績とか改めて見てもかなりすごいファーストレディだったんですね、エレノア・ルーズベルト。あと、真珠湾攻撃の後もアメリカ国内ではまだヨーロッパに手出しする機運は高まってなかったんだなーとか、なんか色々個人的に興味のある点が多い作品でありました。なんか映画を見ているとアメリカの知識ばっかり増えてくなあ自分。まあしょうがないんだろうけれども。

いやまあロシアの映画なんだからロシアについて学べよ、という話ではありますね。「ホントに当たり前にペリメニ作ってる!」みたいな驚きはあったけど……あ、あと映画が娯楽としてどのくらいポピュラーだったかは知りたかった。若い男女が楽しんで見るようなものだったのかしら。そういえば『戦争は女の顔をしていない』とかもまだ読めてないので、ちゃんと読みたいところではある。

ただ映画としてはちょっと微妙なところはあるよなあ。みんな彼女のために死んでいく辺りとかあんまりデキがいいとは思えない。あと戦争に引き込む演説のところとか、ちょっと良く意味がとれなかったなあ。どう考えてもフェミニズム的な含意があるシーンなのだろうけれども、うまく読み取れなかったぜ……