ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

The Dawn Wall/ドーンウォール

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山登り、というかフリークライミングの映画。登山の映画はちょこちょこ観ているけど、フリークライミングの映画はあんまり観た記憶がなかったのでいやー面白かった。

登山の映画って「なんでそんな命懸けで登るの?」って疑問が常に根底にあって、でも大抵はそこに理由なんてなくて、だから見ていて「あーたぶん自分の生命の限界に調整したいんだろうなあ」みたいな悲壮感を感じ取っちゃったりするんだけれど、この映画にはそれがない。フリークライミングに全然危険はないかというとそういうわけでもないんだろうけど落ちたら死ぬんだろうけど、でもまあ基本的に安全は確保してあって、いつでも帰ろうと思えば大体帰れる状態で崖に登る。そういう状況で登れるとも分からないルートに延々アタックし続けるのって、ある意味危険に命を懸けるよりもずっと狂気を感じるんだなーと思った。

それにしても凍傷とか全然関係なく指をなくしちゃってるのにはビックリした。しかも後で調べたら、くっつけたけれどもクライミングに邪魔だからって再度切る手術をしているとか。映画を観ているときは、「え、前より技術が向上しているってどういうこと?」って思ったけど、そもそも技術向上のために指を諦めてたんだなー。うーん、やっぱり全く理解ができないぜ……