ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

フェリスはある朝突然に

 

デッドプールかよ! とパロディ作品からパロディ元にツッコんでしまうのだった。まあパロディってパロディ元がわかんなくてもパロディなんだろうなーってわかるから印象に残って、こういう元ネタに当たったときに喜びが増しますね。もちろんホントは逆が望ましいのだろうけれど。

最近になって何作か観たジョン・ヒューズは、どれもイマイチピンとこないなあというのが正直なところ。オレがこういうティーンズなマインドを失ってしまっているってことなのかしらん。もちろんフェリスの機転とか用意周到さはなるほど良く描けてるなーとは思うんだけど、でも共感してハート掴まれて自作で言及しちゃったりパロディつくっちゃったりするほど爪痕残すタイプの作品なの? 『ゲームウォーズ』でしつこいくらいにジョン・ヒューズに対する思い入れが描写されていたから、えーこれがそういう作品なの? とついつい思ってしまう。

肝心のオヤジレストアフェラーリ破壊シーンも、まあそういう展開にできなくもない話だけど、でもそれがカタルシスになるかっつーとうーんそうなの? と疑問に思う。理屈としてはわかるんだけど全く共感できないというか、突然映画っぽい話にすべく格好だけつけちゃった感じが拭えない。むしろその後に謎のしつこさで描かれる主人公ダッシュパートのほうが、なんも深い意味合いがなくともよっぽど映画っぽく感じるのだった。