モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: Blu-ray
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あーこれは素直に面白い。メインストーリーがわかりやすいし何よりネタが普遍的。まあユダヤ人とローマ人の関係とかはキリスト教的な機微をだいぶ拾い損ねている感じはするけれど、宗教的熱狂の下りとかはあんまり文化関係ないよね。冒頭の歌もまあわかりやすい下ネタできっちりくすぐってくるし、ラテン語の百回書き取りのナンセンスさもラテン語囓った自分にはなんとなく理解できる。しかし惜しいのはあの絶対に笑ってはいけない友人の名前の回で、あの人名が面白いニュアンスはネイティブにはしっかり伝わっているんだろうなあ。大変面白いシーンなのはわかるのだけれども、日本語だと直接がははと笑いにいける感じがしない。そこら辺の言語ネタは恩赦の下りも似てるか。理屈もわかるし空気も感じられるので大変もったいないなあ。
なんて思ってネットを検索したら、宗教関係者から大きな反発を受けたとか書いてあってえーまじかよーとなる。別にキリスト本人を描いているわけじゃないし、この表現がそこまで毒を孕んでいるようにはこれっぽっちも思えないんだけどなあ。これもやっぱり文化的、あるいは時代的な差違を拾い損ねてるって感じなのだろうなあ。