ウガンダの独裁と戦うミュージシャン出身の議員の話。
なんとなくこういう状況の国があるんだろうなーと思っていたのだけれども、その実例を見ることができてとても面白かった。
まずレゲエ歌手というのがとても感動的だった。人に政治的なメッセージを伝える道具としての音楽というのが機能しているのはうおーすごいーと思う。というか逆になぜそういうプロテストソングが今全然聞かれないのかが不思議になるよなー。台湾のドキュメンタリーでも音楽は大きなポイントだったっけそういえば。本質的に音楽は影響力めちゃくちゃデカいはずだよね。
もうひとつはやっぱり演説の内容かなー。拳法があることは人々にとって希望になるし、また後ろにアパルトヘイトの解消やキング牧師の名前なんかがふつーに上がってくるのがうーん教養! という感じがする。ウガンダでも政治運動するときはそこら辺がちゃんと聴衆のハートを掴むキーワードになっているんだなあ。
あとやっぱりインターネットも強い。CDが売られなくなっても、スマホがあれば音楽なんて聴けるしなー。はてさて、次の選挙はどうなることやら……
と思っていたら、
インターネットが切断されてる……
いやー、独裁と戦うのってホント大変だなあ。民主的プロセスって簡単に覆されてしまうんだなあ……と、暗澹とした気持ちになる。