実話なのか。実話だったらしょうがないのか。しょうがない? 本当に? いやでも正直実話と言ってくれて大変ホッとしました。そうでも言い訳してもらわないと、なんでこんな映画を撮ったのかよくわかんなかったもん。
いやホントにストーリーは超シンプルなんですよ。別にビックリドッキリさせたりしないし、途中で意外な展開があるわけでもない。ただダラダラダラダラ砂漠を歩き回るだけ。ラクダ見ながらただひたすら砂漠をさまよいまくる。ダラダラダラダラ。
でもそれがスペクタクルで超すげーって感じかというと別にそんなことはない。『アラビアのロレンス』とかつい思い浮かべてしまうけど、もう本当に個人的な話で、どっちかっつーと砂漠の無理心中みたいな? 感じ? さすがにここまでじっくりじっくりふたりの彷徨を描かれると、ジャケットにもなってる例のキスシーンとか、つくりすぎではあるがまあちょっといいなーとは思う。でもそれだけのためにこれだけの時間ダラダラダラダラさまよう映像を見せられ続けるのはどーなんだ? らくださんもかわいそう!