ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ルートヴィヒ

 

ルートヴィヒ DVD

ルートヴィヒ DVD

 

歴史系の映画は好きなのだが世界史あんまり覚えていないので観ながら「あーそういやプロイセンの時いたなあ」「フランスはナポレオン3世とかなのね」なんて記憶を辿っていたら突然BL展開が始まってブッ飛ぶ。しかもキス1度で国が傾くとか延々三歩の距離を保つとか、あーこれなんなんですかね私嫌いじゃないです。好きです。はい。

いやまあ若い日のルートヴィヒがまずちょっと妖しいよね。そんな髪型で観葉植物(念入りに準備)の向こうから色までコーディネートキメキメの服で「ワーグナー!」とかもう、ええと、これはもう萌えてよろしいのか。そうか。よろしいか。そりゃまあ突然胸が広く見える服着てフレアいっぱいのレンズで木の下ふたりとか撮られても納得してしまいますよね。しないか。いやでもあの瞬間に僕が感じた「世界変わったな」って感じが劇的にヤバかった。劇的。

まあ映画としてはちょっと冗長というか、そんなに各キャラクターに興味も持てないなあと言うところもあって辛さも感じる。

しかしなあ、ノイシュバンシュタイン城の後年の使われ方とか、あとワルキューレの政治利用のされ方とか、結果的にかなり皮肉な成果を残すことの多い王だったのだなあ。