ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

清須会議

 

清須会議

清須会議

 

うーん面白くないなー。詰まらないかと言われるとまあギリギリ役者と台詞でこの長尺をちゃんと見入って詰まらなくはないんだけど、全体を通して面白いと感じられるところがないよなー。映画見終わって三谷幸喜の名前を見た途端「は!?」と思うくらい面白くない。いや三谷幸喜は大河ドラマとかも見てないし一番直近で観た映画は何だ? えーと、『有頂天ホテル』? とかだからそんな三谷幸喜の名前で判断されても! という感じかもしれないけどまあとにかく面白くない。

いや完璧に思いつきなんだけど、もしかしたらこれ大河ドラマだったら面白かったのかなーという気もする。映画は史実をバックグラウンドに敷いているわけで、どうやって視聴者を驚かすかというよりもむしろどのように読者を驚かすかが重要というか、三法師を持ち出すという思考としてはまあ当たり前の範疇にある出来事(しかもそこそこ有名)を、どのように隠蔽しておもしろおかしく見せるかというところが焦点であってそもそも結構な無理ゲー。を、役者と台詞とそこそこの演出でまあなんとなくそれっぽく持っていった感じであり、これたぶんドラマだったら成立してたかもなー、でもこれじっくり向き合う映画なんだよなー。

しかしこの映画の絵作りは基本的に気に食わず、ローキーで進む室内とスーパー彩度の高い外の様子の対比がちょっと主張しすぎてないですか? その割には内外の対比で全体が機能しているようにも思えないし。もちろんコメディなのでどこかで明るさを出さなきゃならなかったかもしれないけどさー、あの館がうまいこと秀吉の舞台装置として機能してないよなあ。

っていうか最初のクッソ荒い映像が廊下を歩いているウチにシャープになるあの入りからしてつまらん。あれ気の利いているつもりなのかしら。やるなら徹底的にやりゃいーのに。