あーうんうんいいいい。思いも寄らない方向にストーリーがドンドン転がって宙ぶらりんになったかと思ったらちゃんとひとつ上のレイヤーから解答があって納得できる作りになってる。以下ネタバレなんで作品観てからどうぞ。
まあこんないかにもB級な映画をなんで見だしたかっていうと「ループもの」って話を聞いたからで、その前情報がなければ再生しなかっただろうけどやっぱり前情報ない方がいいよなーコレ。ループものとしてのルールや工夫を楽しむ、という作品というよりも、作品の見方そのものがスライドしていくのが楽しい作品だと思うので。
ぶっちゃけ見終わってから冷静に考えると、特に中盤のヒロインのサスペンス要素が結構無意味で、全体の贖罪の意味づけから見たらもうちょっとやりようがあったんじゃないの子ども絡めて? とは思うんだけど、でも見ている途中の「この世界のルールは何だ?」「本当にこの状況に合理的な説明がつけられるのか?」という宙ぶらりん感が大変面白いわけで、それを堪能すべき作品だろうなあ、とは思います。
なんつーか、メタ映画としてメタで観客と戦ってる感じ。で、メタレベルでちゃんと納得の行く回答が示される作品っていうのはなかなかレアなので、うん、よくやった作品だなあ、と思いますはい。