ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

 

「ザ・ファースト・アベンジャー」からは打って変わって魅せる映画になっていて良い。監視システムと自由という題材がテーマになってようやくキャプテン・アメリカが象徴として機能しだして本当に安心した。まあ、あまりにわかりやすすぎる図式ではあるけれども、「キャプテン・アメリカ」なんて名前を全面に出しているのだから、このくらいわかりやすくても文句ないよね。

素晴らしいのが時間が経過していることをきちんと作品の展開に織り込んでいることで、前作で呆気なくやられすぎた「ヒドラ」が長い歴史を生き延びてきちんと対立するのにふさわしい格を備えていて良い。いや、確かに列車からの落下はいかにも「伏線でっせ」というしょうもないドラマが急に来たので、ライバルの正体なんか一発目から丸わかりだったわけだけれども。それでもまあ、適切などんでん返しと語り口で楽しませてくれる作品だと思った。

唯一違和感があったのはサミュエル・L・ジャクソンが死ななかったことで、あーこの人またこんな役で死ぬんだすげー! ってオレのドキドキを返して欲しい。っていうかこういうどうしようもない役で無様に死ぬのってどこでイメージが付いたんだ。変なの。