『デラックス』は確か前に観たはずなんで未見の『ゴールドメンバー』を。
いやーやっぱりコレ前提知識があるとないとでは全然理解度違うよなあ。去年007を大量に観ておいて良かった良かった。途中で挟まる日本のトンデモ感だって、前提として本家の日本描写を観ておかなければどう捉えていたかわからん。随所に溢れるパロディを優しい気持ちで観ていられる。しかし金粉が足りないのは解せない。なんでだ。
にしてもとにかくゲストが豪華で、OPから『ミッション・インポッシブル』をパクってるのは笑ったけどトム・クルーズが出てきて大爆笑だよ。いやほんと、トム・クルーズは自分の見え方を理解してるよなあ。でもそれだけに止まらず、ケヴィン・スペイシーとかスピルバーグとか、ビッグネームが「は?」って役で出てきて、にわかには映像が信じられないのだった。いやはや、そんな作中作みたいなつくりをしておいて、中身はハリウッドとこれっぽっちも関係なく、ラストで申し訳のようにトラボルタ出してそれっぽく締めるそのとってつけた感、全然嫌いじゃないです。どーでもいい真相や全く続きが気にならないヒキの構図とか、そういうのを含めてオースティン・パワーズなんだろうなあ。
にしてもマイク・マイヤーズがんばりすぎ。この人どんだけ役柄演じるんだ。