ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

エベレスト

 

いやーこれは映画館で見るべき映画だよなあ。3Dがどれだけ映像的に聞いているかはともかくとして、そんなに情報量多いわけでもなし、大音響の大画面で視界一杯で観たい映画だった。雪山の恐怖みたいなのは大変良く感じられそうだ。

でもそういうスペクタクル要素が減じられるとどうも乗り切れない。史実を元にした誰が死ぬか的な話なわけだけれども、それにエンタメのお話を載せるのって無理があるので、その人のキャラクターやらなんやらで見せなきゃいけないのだろうけれども、どうもそこら辺が薄味な感じでなあ……記者の人の質問とかパーティーの協力作戦とか、あんまり生きているようには思えないし。

あと地味に人の見わけが付けづらくて困る。ラストで「実は生きていた!」というのが一応のカタルシスになる構造なのだろうけど、どうもその前のパートで人が死んだかどうかがあまり決定的な描写に思えなくて、「あーこっちの話はこうやって進むのね。で、向こうはどうなったの?」と最後まで集中できなかったんだよね。いや普通あれで死ぬ所なんだろうけどさ。演出で察しろって話なのかもしれないけどさ。

うーん、『神々の山頂』とか読んじゃったのが悪いのかしら。でも物語的にはあの人が帰らないと決着がつかないつくりをしてると思うんだよなあ……