ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

女囚さそり けもの部屋

 

女囚さそり けもの部屋 [DVD]

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そして成田三樹夫の登場である!! 冒頭から成田三樹夫の腕がチョンパである!! うひょおおおおおおお!! 墓場で切った腕を咥えてガリガリガリガリ!! さそり! さそり! さそりいいいいいいい!!

あ、はい落ち着きます。もうこの頃になるとさそりの存在は一種抽象のレベルにまで高まっていて、ある種の呪いとか人間が生まれながらにして持つ原罪とか貞子とかそういう類のものになっており、自分では手を下さないラストの復讐シーンとかはもう素直に脱帽ですはい。地下水路にガソリン撒かれて火を付けられても「ざばあああああ」無傷! やばいやばいやばい。そりゃあ隻腕といえども成田三樹夫の敵ではありませんわ。

しかし知恵遅れの近親相姦までバシッと描いてしまい、もうこの話これ以上どーすんの? って感じ。前作で宿命のライバルキャラを徹底的にやったり、ほとんど主役にしゃべらせなかったりで、映画としてはもうやりきった感じもあり、だから正直本作の地下水路に閉じ込められるパートとかはまださそり度が足りないなー、とか思ってしまう。なんだろう、さそりが恨みを向ける対象が足りなかったのだろうか。刑務所の知り合いを出したところでたかがしれてるからなあ……