将棋もの・チェスものは良く見ているし、アフリカものもまあまあ見ている方だと思うけど、両者を組み合わせてこういう話があるとは想像しなかったな……いや、チェスがワールドワイドなのは知っているけれども、そんな金になるものだとは思ってなかったから。『クイーンズ・ギャンビット』とかは賞金のために戦う話が序盤のメインだったけど、アレはアメリカの金回りの良い地域がメインだったし、ボビー・フィッシャーの伝記とかは全然儲からん、って話だった印象があり……
いやまあしかしアフリカでは事情が違うんだろうなあ。そもそもがアフリカ・ルワンダでも恵まれない「スラム街」からの成功物語としてあるわけで、教育機会のなさも含めてめちゃくちゃ納得感があったというか。雨が降って家が水没するくだりとか、我々の想像を超えた人権の無さで呆気にとられてしまいます。女性がお金のために自分の体を売るのが当然、みたいな世界観をこういう現実として示されると、いやー、大変しんどいですわね。
あとまあ、チェスチームが優秀すぎるよね。エンディングで、チームメイトたちもボコボコ優勝していてビックリしてしまった。まあ、チーム戦で勝ち進んだわけだから、優秀な人間が切磋琢磨していたんだろうけど、それにしたってあのコーチ、スゲーヒキだよな。
