ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

時間商人

時間商人 不老不死、売ります (ガガガ文庫 み 1-4) (ガガガ文庫 み 1-4)
水市恵
小学館
売り上げランキング: 19814
おすすめ度の平均: 4.5
4 かりそめの不老不死
5 決して老いない十年間
4 時間制限有り


それぞれの物語の意外性が何を生むのか?
すべての人物が関連したとき、いったい物語にどのような効果が生まれるのか?
ただ技術的な満足に終わってしまっているような印象。
(「トラフィック」のラストシーンはその点非常に良かったと思う)

時間商人の印象も薄い。
彼の行動はあくまで観察者だとしても、やはり印象の残るエピソードは作れたのではないかと思う。
この物語の中心軸となる人物なのだから、もう一声ほしい。

ゲーム理論は必要なのか?
このストーリーのテーマに関わることか?

ロージンのエンディングは余韻があって、まあベタだけれどもよかったと思う。
その分エピローグは余計に感じたきらいもある。