デルトロのヤツ。
いやー、すごいな。この古典をこういう風に作り直すのか。ちょっと感動的ですらある。
OPからしてまずかなり最高なんだけど、あー、これって原作でも最後北極海に行ってたっけ? だいぶ昔に読んだから覚えてないんだけれども、このアクションシーンやら帰国のくだりやらはだいぶアレンジが効いてるよね。いかにも現代的というか、「有害な男性性」が生み出した怪物が、その想像主と向き合い和解することで、北極への探検隊が帰国するという作りは、いやまあ本当にキッチリしてますよねえ。原作をメアリ・シェリーが女性で書いたことには意味があるけれども、それを今の時代にデルトロが男性の側面から映像化することにもやっぱり意味があるよなあ。いや、しっかりした脚本だなーと思いました。
盲目の老人とのふれあいは、ボリス・カーロフの映画でも良かったけれども、この映画も丁寧にやっているよなあ。そしてやはり大変泣ける。泣けてしまう。外に出たシーン、娘さんがいなくて本当に良かったと思いましたよ。それはさすがに残酷すぎる。
あとはやっぱりヒロインのミア・ゴスだよなあ。デルトロの女性の配役はまあ本当に決まってるなーという感じ。緑を基調とした衣装もまた素晴らしいよねえ。
ちょっと長尺だけれども、いやはや堪能させてもらいました。