ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ヘルムート・ニュートンと12人の女たち

 

サムネイルの吸引力が大変強く、印象には残っていたんだけれども、あー、これ写真家のドキュメンタリーだったのね。写真家にはそんなに知識ないんだけれども、この映画は普通にめちゃくちゃ面白く見られてびっくりした。やっぱり取り上げられている対象が人間的に魅力あるように描かれていると面白いねえ。あと、周辺の知識もそこそこあったのが良かったかもしれない。シャトー・マーモントとかドキュメンタリーにしょっちゅう出てくるし、アナ・ウィンターはやはりインパクト強いし、『愛の嵐』の女優とかも出てくるし……

しかしまあ、一番良かったのはフェミニズム的な視点に触れていたことなのかなーとも思う。当時はそういう運動も苛烈だっただろうしなあ。ただまあ、映画に取り上げられたヘルムート・ニュートンの「物議を醸した」写真を今見てみると、そんなに問題のある内容には思えないんだよなー。もちろんそこに女性蔑視の意味を読み取ることはできるんだろうけれども、あそこまであからさまだとむしろパロディとか抗議とかそういう意味を見出すのが普通に思えるというか。もちろん、そこに毅然とした女性の表情があるのも大きいんだろうけど。後はやっぱり時代の変化なんだろうなー。今だとある程度客観的に見られる表現も、当時はまだ自分たちの問題と切り離して見られなかったんだろうな、と思う。