ジム・キャリーの面目躍如って感じだなー。この役、他の役者ができるのがちょっと想像つかない。こんなテキトーな芝居がでもある種のリアリティをもってできそうな人物ってなかなかいないよなー。例えば……高田純次とか?
ラストのどんでん返しとか、『マン・オン・ザ・ムーン』のラストとかどーしても思い出しちゃったよなー。アレは映画的な仕掛けだったけれども、これは嘘のような本当の話という建て付けなワケでしょ。それを、映画的なカタルシスに添って、いかにもゲイカップルの陥った悲劇のラスト……みたいなミスリーディングを行っている。映画としてかなり完璧なオチになっちゃってるよなー。いやーすごい。
でもまあ、脚本的にはゲイがこういうチンポ好きみたいな感じで使われるのでいいのか? という感じはちょっとあるな。いやまあ愛の形は人それぞれなんだろうけれども、いきなりチンポ舐める愛し方で描いて、それに納得してしまうのって、本当に良いんだろうか? そんな導入で、後半あんな「自分と向きあってくれない」型の悲劇を描かれても、いまいちこうのっていけねーなという感じはする。まあそういう性欲に衝動的に突き動かされてしまうが故の悲劇ではあって、それに対して妻がカウンター打っている、とも言えるのだろうけれども。HIVの扱いも含めて、そこら辺のステレオタイプをどう扱うかってのはなかなか難しいよなー。
