しまった。これ三部作の二作目なのか。そして三作目を俺はすでに見ているのか。いまいち乗り切れないのはそういうところが原因なのかしら? いやでも確かに、一作目からの逆算のこのキャラ造形だったら、納得する気もするんだよなあ。この映画が単体として完成していないとかそういうわけじゃないし、テーマもかなりはっきりしているとは思うんだけれども、そんなに恐怖は感じないし、「で?」みたいな感想になってしまったところはあるんだよ。もしもこれが「問い」ではなく「答え」だったとしたら、確かに納得感が出てくる、のかもしれない。
設定としてはワリとストレートで、恐怖描写も超常現象が起こるわけでもなく、だからこの主人公の人間的魅力で引っ張っていく話なんだろうなあ。そして実際、キャラは妙に魅力的というか、目が離せないところがあるとは思う。いきなりOPでキレキレのキャラ付けをするのはさすが。
あとまあ、『ジュディ 虹の彼方に』とかで古いハリウッドが女性にどれだけヤバい働き方をさせていたかとかも見ているので、そういった暮らしに憧れる田舎の女性、みたいな立ち位置がそもそもかなりグロいんだよなー。そしてまた、この映画は女性のそういう憧れをダシに、怪物としての役割を負わせているわけで、メタ的にも結構なグロさがあるように感じてしまう。もちろん母子の関係性とか抑圧とかは普遍的なテーマであろうけれども、それをこういう風に消費するのは、ある種の罪深さがあるよなー。
