へー、主演女優が監督もやってるのか。リュック・ベッソンの元妻なのね。
ジョニー・デップっぽいなーと思ったらジョニー・デップだった。なんかストレンジで強烈な役柄が多いし、近年の裁判沙汰でちょっとイメージもそっち寄りなので、国王やってるのがちょっと不思議な感じがした。かなり感情を抑圧している感じで、いまいち何を考えているかわからんところがあるキャラ付けだよな。そのぶん複雑といえば複雑なんだろうけれども、フランスという国家における装置みたいな感じがしてどうも……いや、最愛の娘のエピソードも含めて、愛情が浅いわけじゃないのだろうが。
一方愛人の方はそれを解放する立ち位置とでもいえば良いのだろうか。教養が上流社会への道を開き、愛人としての出世街道を招いたというのは、まあなんというか教養の捉え方がずいぶんシニカルだよなあ。ナレーションベースで語られる顛末は、なるほど時代柄そういう流れになるかーという納得感はあるものの、実際そっちの方を見たかったなーという感じも結構する。この映画は愛の顛末で終始しているけれども、映像やら音楽やらから、『バリー・リンドン』を連想してしまうんだろうな。っていうかオレ、かなり『バリー・リンドン』が好きで、出世に向かってゴロゴロ転がり回る映画を求めて閉まったんだろうなーそういう話じゃないのに。
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