いやまあ確かに題材はユニークで面白いけれども、そこから作品としてどういう深みがあるのかなーと思うと、別にそこまででもないというか……ドキュメンタリー映画として作られているからには、そこから消費社会の見え方が変わったりするインパクトとか、そういうモノを期待してしまうんだけれども、想像をそこまで超えないまま映画が終わってしまって、そうかなるほどなーで終わってしまった。そりゃまあ引退したオヤジさんのところに財布を持っていったら家族も感激してなんか感動的な雰囲気になるかもしれないけどさ、それって果たしてそんな意味あるの? みたいに思っちゃうんだよなー。
まあでも主役の人はなかなか面白い性格をしているなあとは思ったよ。広告代理店に入ってああいう振る舞いをするというのも良いし、そういう振る舞いを会社側が許しているというのも良いなあと感じた。最近ちょくちょく美大出身の人に広告代理店のイメージを伝え聞いたりするんだけれども、そういうちょっとヤバめな人も入れる許容度があるってのは文化にとっては大変良いことではあるよなーとは思った。
