正直アポロ13のドキュメンタリーは何本も見ているので情報的にはそんなに新しくは感じないかなあ。ただ、人類の科学の勝利という感じではなくて、所々で割り切れない人間らしさが滲んでいたのが大変良かった。オープニングから「13という数字が不吉」みたいな迷信から入るのはなかなかインパクトがあったよなー。そりゃまあ科学の砦なんだからNASAがそういう迷信じみたものに左右されちゃいけないのはわかるんだけれども、しかし実際問題13を関した船にこんなアクシデントが起こっているのはねぇ……あと、こちら側に残った家族のやりきれなさとかも、ちゃんとフォローしてあってそこは良かったです。そりゃなかなか子どもにも言いづらいわな。
ドキュメンタリーとしては結構シンプルな作りだし、あとオレが今まで情報を色々入れていたこともあって、エンターテインメントにするのに大変向いた題材になっているのもよくわかった。主導でコントロールするのが、過去のトレーニングの応用とか、普通にできすぎだよなあ。体調不良で交代したクルーが地上で活躍するとかも、いかにもって感じの仕掛けだし……そして何よりラスト、大気圏突入で通信が途絶するあたりとか、本当にエンタメ向きの状況で参っちゃうねえ。