あ、これ「否定と肯定」の人が監督してるのか。だいぶ納得感がありますね。
法廷劇は色々見ているし、事実に基づいた作品も記憶に残ってるものが多いけれども、この事件についてはもう元ネタの事件がヤバ過ぎてね……Qアノンが無効で話題になったときに、そこまで子どもの虐待が火付け役になるか? と不思議だったけれども、この時代から幼児虐待に対する社会的反感って凄かったんだなあ。もちろん悪は悪難はわかるんだけれども、大のオトナがまともな判断力を失うくらいに怒りをかき立てられるのかあ……そこまで共感できないのは、俺が日本の文化で育ってるからなんだろうか。ちょっと不安になってしまう。
ジェームズ・ウッズの役柄がちょっと不思議。こういう映画って社会正義を求める主人公をめちゃくちゃ格好良く書いたりするものだと思うんだけれども、この映画に関しては結構立ち位置が良くわかんない。むしろ敵役の方がインパクトがあるというか、めちゃくちゃ濃いめの「悪役」の味付けで、役者さんがちょっとかわいそうになってしまうくらいである。でもまあ、被害者が世間的に不合理なバッシングを受けたのだろうし、このくらいの強さでカウンターを打っておかなきゃいけないって判断もあったんだろうなあ。