蝙蝠だったり十字架だったり、バックグラウンドにあるのは吸血鬼の話よねえ。舞台も東欧だし、血によって復活するし……
ただ吸血鬼モノというかモンスターものにはなっていないところが逆に面白いかもしれない。すでにモンスターのホラー映画のフォーマットはあったわけじゃないですか。なのに「そっくりさん」とか「徐々に老化」で話を進めていくのはむしろなんでそういう判断をしたのが不思議な感じもするよな。イタリアのホラーってそういうキャラっぽくするのを避けるところがあるのかしら?
あるいはリアリティの感じなのかもしれないなあ。もちろんおどろおどろしいセットではあるんだけれども、美術や音楽に格調を感じる気がするんだよなあ。ただのビックリホラーというよりも、土地に染みついた呪いとか怨念みたいなのを、空気感ごと表現しようとしている感じがあるっつーか。いままで東欧舞台の吸血鬼系のホラーはまあまあ見てきたけれども、特に美術が印象に残る作品ではあったかもしれない。
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