ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

スリザー

 

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  • ネイサン・フィリオン
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いや、変な映画だな……ジェームズ・ガンの処女作って聞いたからちょっと警戒してたけど、さすがにただのホラーじゃないって感じ。

寄生獣、みたいなニュアンスで敵が人類に寄生しつつ知能を持っていて、コミュニケーションが可能なわけだけれども、まあその時点で普通のB級ホラーとは雰囲気が違う。寄生された後も意識が融合する感じで、どっちかというと『盗まれた街』とかそっちのニュアンスが出てるのか?

いやでも、そのエイリアンが人間に寄生したことで「愛」の概念を得る、というのはなるほどなーという感じだった。そういうエイリアンって知識があっても生存本能みたいなものに突き動かされるからこそ、殺す事に躊躇がないわけでしょ? 食うか食われるかとか、支配されるかどうかの戦いなら、相手を殺してもしょうがないわけで。

ところがその知能が「愛」の概念を得た途端、急に相手を人間と同等の知的生命体として尊重しなければならないのではないか、みたいな意識が生まれちゃってめちゃくちゃ奇妙な感覚に陥る。コミュニケーションが中途半端なので殺し合いになってしまっているけれども、もしちゃんと話し合いができたら、ETみたいな感じになれるんじゃ? みたいな映画的倫理観が首をもたげちゃうわけ。いやー、ジェームズ・ガンはやっぱり目の付け所が面白いなあ……