ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ヤング≒アダルト

 

ヤング≒アダルト

ヤング≒アダルト

  • シャーリーズ・セロン
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まあ皮肉な脚本ではあるよな。こういう振る舞いをしている主人公が作家というのがとても気が利いている感じ。現実と虚構を重ね合わせることで展開すると、虚構の力によって現実が救われるストーリーを想起しがちだけど、この話はそれとはむしろ逆になっている感じ。彼女が本当の意味で救われるために必要だった他者との交流が、しかし結局のところ自分のためのものだけでしかなかったことが暗示されてる感じだよなー。主人公にとっての物語が、現実を歪曲して都合良く物事を解釈するためのものである、ってことで良いのかしら? そういう風に受け取りました。

ダメな生活のディテールが、コーラ一発で決まっちゃうのは凄いよなーと思った。他にも色々細かい描写はあるけど、コーラを直に飲んだり飲み明けに常温コーラに口付けたり、そういうところですげえ上手く性格表現してるもんなー。犬はちょっとやり過ぎ感もあるけど……なんかそういう精度で、田舎と都会の対比なんかもされてるんだろうけれども、そこら辺の読み落としがだいぶありそうでそれはもったいないかなーとは思いました。

まーでも、周囲を振り回すなら振り回すでもっとガンガンやってもらったほうがむしろスッキリしたかなあ。中途半端に生っぽいところがあって、だったら人間関係ももうちょっとこう精度高いんじゃない? という気もする。あと、ヤングアダルト小説がちょっと貶められている気がしないでもない。