いやーすごいな。コレすごすぎるわ。
1巻読んだ時はハートフルなワンアイディアコメディかと思ってて、それでもまあ全然面白いんだけれども、普通にその延長線上で11巻もやっちゃうのってちょっと信じられないよな。古今東西亜人大集合! みたいにやっていくのかと思ったら、こんなにキャラクターを増やさずに、キャラの深掘りだけでゴリゴリ進めていくの本当にビックリした。しかもその深掘りがめちゃくちゃ良い。この作品のテーマが亜人という異種族とのコミュニケーションであることと真正面と向き合って、挙げ句こんなにチャーミングな恋愛関係まで書ききってしまうんだから……ひたすらマンガを読みながら「上手いなあ」って連呼していたよ。本当に上手すぎませんかね?
そしてまあ亜人に対する科学的アプローチがあったのもまた面白い。でもそれが全部謎を解く……という方向に行くわけじゃなくて、ある種の仮説で一つの解釈を述べたままポーンと放り投げる感じになるのも悪くないよな。謎が全て解明されてしまったらそれはそれで興醒めというか、ある程度のルールは見えつつも、やっぱり何が何だかわからない所が残って貰った方が、それっぽくて良いなーと思うのでした。
