とりあえず第一部の方。
まあ何より「全国大会がある!?」はビックリしてしまった。コンテストまではまあギリわかるとして、そこに全国大会みたいな仕組みを、料理マンガで導入するとは全く想定外だったよ。
まあでも、読み終わった実感としては、大会が持つ吸引力ってのは強いよなーというのは間違いなくあるので、大会を続けたいって気持ちはわからんでもない。確かにこのマンガ、始めから人情話みたいなところを志向している話で、それはそれでクオリティ高く面白いとは思う。でもそれが大会という勝敗が明快なフォーマットに合わさることで、徐々に深みが増していく……というのが、東京大会のキモだったからなあ。
しかしまあ、なんと言っても佐治さんが面白いマンガだよねコレ。最初はマジでクソ野郎で、恋人からの手紙を勝手に止めてたのとか、絶対噛ませイヌにしか考えてないはずの描き方だよなあ。普通だったら、「病気の妹がいた」みたいな留保をつけるもん。
でも佐治さんにはそういう設定がない。家庭の事情も直接将太にパワハラをしていたこととは関係ない。だから「料理に打ち込むことで改心する」というアングルを作るしかなくて、その結果凄まじい勢いでライバル感が上がっていくのは、連載マンガの面白さだよなー。
