なんつーかまあデルトロの楽しそうなこと! もちろんこういう方面にフェチズムを持った監督であることは知っていたけれども、コレだけストレートにこだわりをぶつけられると、そりゃまあ笑顔にならざるを得ない。モーションキャプチャーは巨体には合わないと自論を述べるあたりホントたまんねーなー。
特殊効果の歴史を白黒映画から最近のCGゴリゴリの映画まで、歴史に添って解説する内容で、特殊効果の教科書として大変勉強になる。役者が自分でメイクを行う時代とかも、現代の視点できちんと評価されていたりして、当たり前だけれどもちゃんと歴史の蓄積があるんだなあと思わされる。
でもやっぱり重要なのはCGの台頭で、「ジュラシック・パーク」って本当にエポックメイキングな映画だったんだなあ、というのが大変よく伝わってくる。奇しくもスピルバーグがジョーズという実写特殊効果の大傑作を撮っているのも、その変化を一際印象深い物にしているよなあ。
そして「なんでもCGにすればいいわけではない」という例示で「スター・ウォーズ」は出ちゃうよねえ。新三部作ってほとんど記憶に残ってないけれど、あのヨーダのシーンは「変だった」という印象だけはハッキリ残ってるもん。いやまあ、アレも歴史の過渡期だから生まれた表現で、今はもっとCGが洗練されて、実写に頼らずともその良さを生かした表現ができるようになっているような気もするけれども……
