ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命

 

す……すごい……都市計画だ……都市計画で一本ドキュメンタリー映画ができている……!!

とまあ、そもそも都市計画に興味を持っているのでビックリはしたんだけれども、しかしドキュメンタリーとして良くできているかというと結構微妙なところもあるな。もっと面白く見られたはずなのになんでこのくらいしか集中できなかったんだろ。コルビュジエがモダニズム建築を経由して戦後の都市計画に影響を与えた、とか個人的には超好きな内容のはずなのになあ……男性主導の都市計画に、女性の視点がカウンターを撃ち込むことで現在のニューヨークの都市がつくられた、みたいなのはどう考えてもめちゃくちゃ好きなんだよ。なのになんでこんなにのれないのか……なんでだ?

やっぱアレか、経済的な利益のために出てきた都市計画に対して、多様性を重んじる都市ってのが具体的にどういうものなのか、その大風呂敷を見たかったっていうのがあるんだろうなあ。ジェイン・ジェイコブズって人がカウンターとして重要な役割を果たしたのはわかるんだけれども、それがあくまで現状維持にしかなってなくて、目指す未来の都市計画の形を提示しているように思えてなかった、みたいなところか。実際にコミュニティが機能している実例みたいなのが見られたら、たぶん感情的にも揺さぶられて、めちゃくちゃ前のめりに見られたような気がした。