いやー面白い。靴みたいなごく当たり前に利用しているものでも、俺には全然見えない景色があるもんだなーと思い知らされる。
っていうかこれ、全体的には女性のパンプス・ハイヒールについて描かれているわけだけれども、そもそも男の身からすると、そんなに靴で苦労しているということがあんまりよくわかっていないよね……kutoo運動とか、一部の男性からは結構反感もあった気がするけれども、前提として靴の履き心地に関する考え方がここまで違っていれば、まあ齟齬も起きるよなあとは思う。男だと、こういう不自由なんてなにもなく生活できる人、結構多いんじゃないかなあ。かくいうオレも「インソール」なんて、ろくに意識したことないもんなあ。
普段はスニーカーばかり履いているんで、基本的にこの本に書いてあることは知識として読み進めるだけなんだけれども、「幅が狭い靴を履くべき」というのは言われて結構納得。というのも、前にウォーキング用の靴を履いたとき、めちゃくちゃ幅が狭い感じがしたんだけれども、しばらく履いているとそれがものすごく履き心地良いように感じるようになったのよね。それ以来、同じメーカーの靴を履くようになりました。
まーでも、こういう本を見ると、やっぱり靴屋さんで靴を選ぶのって大事だよなーって思わされる。なかなか店頭に欲しいデザインとサイズの靴がないので、ネットで買いがちになってしまうんだけれども、行きつけの靴屋さんをつくっておきたい気持ちにさせられました。