ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

十字架

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うーん、淡々とし過ぎててどうも……いやでも、ドラマティックなストーリーを取り上げるわけでもないので、この淡々とした語り口からこちら側が恐怖を受け取るようにつくってある話なんだろうなあ。

とはいえ、チリのクーデータ自体があんまりよくわかってないので限度があるというか。この時代の南米の政権はまあまともじゃないよね色々やってそうだよね、というくらいの認識なんだよなあ。そこでごく一般人が、拉致されて、殺されて、埋められた……まあ確かに悲劇でやばい出来事なんだけれども、ここまで淡々と語られると、感情移入の隙間もないというかなんというか。この演出を選んだからには、そういう個別の人間がいるという、わかりやすい悲劇よりも、もっと底知れない恐怖みたいなものを扱おうとしていたのかもしれないけれども、うーむ……距離も時間も遠すぎる感じ。

しかしまあ、今になってこういう事件の証言をしようとする当事者が出てくるもんなんだなあ。まあ確かに、仕事とはいえども、こういう事件を胸に秘めたまま生きていくのはキツいことなんだろうな。唯一人間くさい肉声が、ナレーションで感情を抑制する方向で扱われているので、うーん、やっぱりそういう演出なんだろうなあ……