ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

小林さんちのメイドラゴン

 

いやー参った。参りました。そうだよなーアニメでこういうことちゃんとやってたんだよなー。すごいなー。京アニすごいよなー。原作のクール教信者って太古の昔の巨乳エロ絵の人ってイメージがあったから、そういう感じのマンガかなーと思ってたしんでちょっと敬遠してたんだよねえ。いや、原作でどのくらいこういうテイストの話になってるかはわからんけども、少なくともアニメはとんでもないことをやってるっつーか……

異世界の衝突を描くドラマは多い、というか最近の異世界ファンタジーとかもその系譜にあるわけだろうけれども、それをここまで人と人の関係性ベースに、細やかに描けるとは思わなかったなー。普通、もっと構造的に描いてしまうというか、記号的にやってしまうわけじゃない? ここまでドラゴンを「トラウマを持っただけのひとりの他者」として描いて、その他者との関わりをリアリティを持って描くことができるんだなーってめちゃくちゃ感心しました。商店街の泥棒ぶん殴りエピソードの後の手つなぎまでの流れとか、本当に参りましたよ。ドラゴンという超強力な能力が、傷つきやすい人格と同居していて、常に緊張感を持っている感じ、本当にたまんないですね。

唯一こうなったらなあと思ったのは、これ男女間の関係性で見たいなあということ。もちろんこのアニメが女性間での関係を描いているからこういう温度感でストーリーが成立しているのはわかるんだけれども、男女の関係の中でこそ、こういうドラマが成立して欲しいよねえ、とは思ってしまう。