いやまあ確かに食った分だけ体重が減るわけじゃないのは、理屈で考えればふつーにわかることだよなあ。どう考えても単純な「カロリー」で体重が増減しているわけはなく、でもじゃあ実際のところどういうメカニズムが働いているの？ ってのを、わかる限りで書いた本……なんだけれども、そもそもわかってることがこんなに少ないとは思わなかったよ。っつーか、運動量と消費カロリーがそのまま結びかないとか言われても、すぐには納得できないよねー。そもそもスマートウォッチのカロリー表示とかはうさんくせーなー人によって違うんじゃないの？ とは思っていたけど、それはそれとしてそこまでアテにならないとは思わなかった。人間の脳がカロリー消費の方法を調整して、一定の消費量に収めてる？ まじかよ……しかもダイエット中に食べ物を減らすと飢餓状態になって、そのせいでリバウンドしやすいとか、いやはや厄介すぎるでしょ。
しかしまあよく考えると確かに、進化してきた結果としては、そういう体のつくりにした方が有利だったんだろうなあ。言われてみれば確かに理がある感じがする。なんで太るかの理由が「現代の食べ物が上手すぎるから」っていうのも、人間の進化が追いついていないんだなーって感じ。
しかし最近、なんか立て続けに人類の歴史というか、サルからどうやって進化したか、みたいな話を読んでいて、どの本も面白いなー。今まであまり触れてなかったのが惜しまれる。
