いやー激シブ。ストイックやなー。シナリオもシンプルにハードボイルドって言うかフィルム・ノワールって感じで、文句のつけようがない感じで、なんやらかえって感想を書くことがないなあ。美しい映像とアラン・ドロンの立ち振る舞いが見れたからもう十分満足……という感じ。ラストの寂寥感というか、まあそういうところに収まってしまうよね、という感じもすごく良いしねえ。
しかしこの映画、色んなところでタイトルは聞いていたんだけれども、それだけ影響力がでかかったってことなんだろうなあ。今見ると、基本に忠実に殺し屋ハードボイルドしてますね、という感想が出てくるのだが、逆にこの映画がこういう映画の「基本」になったってことなんだろうな。
しかし「影響を与えた作品」の中に「ゴーストドッグ」があってだいぶ懐かしくなってしまった。確かアレも「葉隠れ」愛読書だったっけ。なんか久々に見たくなってしまったなー。