ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

白い暴動

 

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  • ザ・クラッシュ
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あー、パンクってこういうことなのか! 「グッド・ヴァイブレーションズ」でなんとなーくその輪郭を掴んだ気になっていたけれども、このドキュメンタリーでさらにそれがはっきりした感じ。「ブリストル」って単語もちらっと出てきたけれども、なるほどバンクシーが生まれた国ってこういう歴史を辿ってきたんだなーってのがようやく一本の線になって感じられた気がしたよ。

いやーそうかー、パンクってこういうバックグラウンドがあったんだ。アメリカでは公民権運動でプロテストソングみたいなので発揮されていた音楽の力が、イギリスではこのタイミングでこんな形で現れていたんだなー。今の日本に生きていると、音楽がそういうムーブメントを起こるということにいまいちリアリティがないから、何だか不思議な感じがするよねえ。

そして差別主義者に対して社会がどのように振る舞うか、っていうのは、現代も十分身につまされる話題ではあるよなあ。ああいう風に、一般市民が音楽を通じて、堂々自分の意思表明ができる場所が成立する、というのはものすごく羨ましく感じるよ。インターネットじゃああいう動きが上手く行くイメージ湧かないからなあ……いやあ……