あーおもしろいなー。
ダンバー数ってのはさすがに聞いたことあったけれども、これって宗教を考えるときにコレだけ重要な数だったのか……これと前後して、「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」も読んでいて、メソポタミア辺りの集落を辿りながら都市やら宗教の起源が語られていたわけだけれども、これはアプローチが全然違って大変面白い。まあ、集団が大きくなるとストレスが生じるみたいなところは確かに通じるところもあるかもしれないけれども、そこに人間の脳の仕組みからアプローチしていくのはめちゃくちゃ面白い。メンタライジングとか、今まで全く考えたことなかったけれども、なるほど確かにハードウェア的に大事な機能が備わってるわなあと思いました。っつーか、その能力の段階に個人差があるって、意識したことないけどすごい重要な情報よね。わかりやすく言うと、人狼とかやったらその能力の差異が如実に出ちゃうわけでしょ? いやいやいや……
他にもダンスや歌といった行為がコミュニティの結束を高めるのに大事とか、言われてみりゃあ当然なんだけれども、そういう視点で見たことがなかったのは新鮮。そしてその延長線上でセックスカルトが生まれるというのもなぁ……言われてみればあまりにも説得力があって、宗教の見方が思いっきり変わっちまった感じがしますわ。