うーん何じゃこの映画は……犬は好きだしライカ犬にも興味があるんだけれども、まさか本当に野良犬として生きる犬の様子を淡々と見せられるとは思わなかったぜ……
いやまあ犬はかわいいんだよ。子犬も出てきてうふふってなるし。でもさ、それに対比してクッソショッキングなシーンもいくつかあって、特に子猫をいたぶり殺すシーンはちょっとなんなの? なにをみせられているの? という感じ。
なんか補助線引いてあれば、なんかの象徴として理解できるわけ? いやあ、でも冷戦時代のロシアの先進的な科学研究と、現代の野良犬としてのライカ犬を代わる代わる見せられても、一体そこから何を読み取れば良いのかよーわからんぜ。確かに「詩的」とかいう便利ワードで括られると、あーはいはい詩的ね、詩的……みたいな感じで流してしまいそうだけど、うーん、でもそれを自分の見に引きつけて感傷に浸るほど、この社会のバックグラウンドがわかってるわけじゃねぇしなあ……わからん。