ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち

 

いやー衝撃的だなあ。再生してから2時間ジッと魅入ってしまったわ。

プロフェッショナルの仕事というのはそりゃまあどこだって魅力的に感じられるはずというのはわかっていたけれども、こういう「キャバレークラブ」でそれを感じさせられるとはなあ。こういうショーのイメージって、もっと猥雑でキッチュなものだとばかり思っていたから、ここまでアートに寄った舞台を見せられるとは思わなかった。

それぞれのショーが大変魅力的でいつまでもみていたい気分にさせられるのだけれども、印象的なのはふたりでグルグル回るやつかなあ。クローズアップという映像の力もあるのかもしれないけれども、人体と投射された模様の図と地がクルクル入れ替わる体験には本当にビックリさせられた。細かくみるとそれにピントの問題で奥行きまで感じられたりして、あんなシンプルな仕掛けでよくもまあワンダーを生み出せるもんだなあと感心。

全体を通してスタッフが何度も言っていたけれども、「女性の身体を美しく見せる」ことに重きが置かれているのが大変印象的。あの下半身だけのストリップのライティングといったらいやあ……いや、光と動きによって奥行きを表現することができることに、今更ながら気づかされましたわ。

映画を見終わって、思わず料金とかネットで調べちゃったよ。マジでこれを見るためにパリに行きたい気持ちになった。