ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

鬼龍院花子の生涯

 

ようやく観たんだけど、いやー、原作が原作なのもあって、すげー女性のキャラが立ってる映画だよなー。

岩下志麻はさすがの迫力で存在感がとんでもなくて、いやまあこれならあの伝説の「なめたらあかんぜよ」も納得のデキだよなーって感じ。ってか、急に飛んで来るあのセリフの迫力は、さすがに「名言」だなーって思いますね。映像見てぶっ倒れました。あとまあライバルの組の夏木マリも、そんなに登場パートが多くないながらも、見事に爪痕を残していて、いやーほんと女性陣に圧倒された作品でございましたね。

一方男性陣も健闘はしていて、仲代達矢はさすがの存在感だなーと思いました。男の情けなさみたいなところを含めて、どうもこう憎めきれないのが大変良いですね。山本圭も悪くはないけれども、もう少しシナリオで見せ場があると、後半の展開が納得感あったのかなー。愛し合うまでのパートはあんなもんで想像で補うので十分なのだろうか。

しかしこの時代の労働運動と侠客の関係みたいなのは新鮮でいいですね。鉄道がストライキで大変だった、というのはまあなんとなく歴史の知識では知っているけれども、侠客はいまいちわかんねーからなー。でも絶対掘ったら面白いものが出て来るんだろうなー。