ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ラブライブ! 2期

 

ということで後半戦。

いやー、相変わらず変なの……だってこれ、一応トップを目指しての他グループとの戦いのはずで、ということは「なぜ優勝したか?」みたいなのを描くのが普通だよねえ。途中でライバルグループがそういう問いかけをモロにやるパートもあるし。でも、作品自体はそういう争いの部分を潔くカットして、勝敗がついた直後の感動みたいなのもスパーン! と飛ばしてしまうつくりは、普通に考えてちょっとあり得ない展開だよね。かなりビックリする。

それは逆に言うと、「勝ち負けをつけるためのアニメではない」ということなんだろうし、それはアイドルグループとしてのキャラ付けが結局曖昧であったり、あるいは最後の当たりの「この日常こそがかけがえのないものだった」みたいな雰囲気と確実に繋がっているのだけれども、いやしかしそれはやっぱりそれを言い出すと「ラブライブ」という仕組み自体が大きく空転しているといわざるを得ないよなあ。その空転こそがこのストーリー展開を支えているのはわかるけど……わかるけど、うーむ……。ラストでグループが解散してしまうのは、価値を「皆が一緒にいること」にしか見いだせなかったということだし、結局女の子たちが一生毛懸命がんばるために作られたわかりやすい仕組み……でしかない、と。いやあ、理屈としてはわかるんだけどさー、ホントにそれでいいのかなあ、という気持ち悪さが残るな。