ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ザ・レインボー

 

 

この前サンセット・ストリップのドキュメンタリーを見た時に、だいぶ「ザ・レインボー」が取り上げられてたけれども、その凄さがイマイチよくわからなかったので、おーこれちょうどイイじゃん! と思って再生しました。

なるほど、こっちはメシを食わせる店で、ミュージシャン同士が出会うハブだったワケね。アンディ・ウォーホルが来る……ってだけで、うおーハイソサエティって感じがするよね。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドってやつか。VIPルームっていまいち良く利点がピンとこないところもあるんだけれども、まあこの映画に出て来るような大御所がガンガン集まる場所が屋根裏にあったら、そりゃあそこは文化的になんか新しいものを生み出しちゃうよな当たり前だよな、とは思うかなあ。コミュニティってやっぱ大事なんだなーと思いました。

ただ全体的には、「ザ・レインボー」という場所のドキュメンタリーであると同時、「ロックンロール」の映画でもあって、かなり過去への郷愁が全体に混じっていて切ない映画でもありましたね。もちろんザ・レインボーという場所が、オーナーの侠気とかでかなり特殊な磁場になっていたんだろうけれども、それはさておきロックンロールという巨大な力が生み出した渦の中心に偶然なっちゃったんだろうなあ、という印象が強い。だから今の3代目がいくらがんばったところで、以前の様な吸引力を持つことは難しいんだろうなあ……と思うと、やっぱちょっと辛いよなー。まあ、それが時代の代名詞になるってことなんだろうけどねぇ。