ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ガン・ホー

 

ガン・ホー(字幕版)

ガン・ホー(字幕版)

  • ランドルフ・スコット
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ロン・ハワードの映画を見ようと思って再生したら第二次世界大戦のプロパガンダ映画が流れ出した。まあそれはそれで見るけどさあ。

1943年の映画ってことで、まあ戦意高揚! という感じ。訓練パートと上陸作戦をやっていて、構成的には「フルメタルジャケット」的なアレなんだけれども、なるほどベトナム戦争を通して戦争の描き方というのが大きく洗練されたんだなーというのが逆によくわかるわなあ。序盤の入隊シーンが「社会のはみだし者」としてのニュアンスが強くて、軍隊に入隊することで人間的な成長が見込める、みたいなつくりになっているのも、なるほどプロパガンダ映画! という感じがする。ただまあやはり視点がそこまで人間側に寄らない群像劇になっているので、人間を書くドラマにはなってないよなーとも思う。まあこれは日本人をにっくき敵として描こうとすると、味方側の兵士の描き方のリアリティにもやっぱ限界はあんだろうなあ、とは思う。

戦闘シーンはとにかく爆発! 爆発! 爆発! が大変印象的。スピーカーがビリビリ鳴りっぱなしだった。南の島のコントラスト高めの画は雰囲気なくはないが、もう少し暑苦しさがあっても良かったのかなあとは思う。

あと途中出てきた謎の蒸気ローラーはなんなんだ初めて見たぞ、と思ったら、え、アレ普通にあるものなのね。まんま蒸気ローラーって名前で笑った。あれはホントに日本軍も使ってたのかしらん?