いやー、あんまり日本語が聞き取れなくてどうも……自分日本語の聞き取りに自信がなくて、古い邦画とかは結構耳が慣れるのに時間がかかるんだけれども、これは最後まできっちり聞けなかった……いやまあ雰囲気だけ感じられれば良いヤツかもしれないけどさあ。
ただこれって70年代の話なわけで、バリバリ高度経済成長期の状況なんで、そこら辺の風俗がもうちょいたっぷり見たかったなーとは思う。高速はモノクロなのもあって、今知ってる高速の感じとあんまり変わらないし、長回しのシーンはあくまで室内だし。一応新宿とかバイク屋とかそういう光景も入っているけれども、ドキュメンタリーでそういうカットを入れておくのは大事なんだなーと思わされた。
そんななかでとても良いのが団地の映像で、今見ても「うおっ! 狭い!」という感じがバリバリに伝わってきて良い。ああいう環境の中で父母とやる会話、というのはうおー70年代! という感じ。っていうかあんな狭い環境で生きることを余儀なくされていたら、そりゃあまあ外に出て遊びたくもなるよなーという気はちょっとした。