ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

歌え!ロレッタ愛のために

 

あー、これ実在の人物を下敷きにしているのね。結構ダラダラとりとめもない話だよなーと思いながら見たけれども、そういうことならなるほど納得、という感じです。まあ例えそうだとしても、もう少しなにか抽出して欲しいなーとは思ったけれども。この歌手のいったいどの辺りに語られるべきものがあったのかが正直よくわからんなーと思いました。女性のソロシンガーがラジオ局巡ってシンデレラストーリー、みたいな枠組みがセンセーショナルだったということなのかしら……? それとも時代的に女性の権利みたいな所と絡むのかしら? カントリーにおける女性シンガーの立ち位置とかさすがによくわからんからピンとこないよなあ。ただ、夫が献身的に支える立場がこうさらりと描かれているからやはりそこらへんに力点は置かれているか。

主演女優が吹き替えなしで歌唱しているってのはまあやっぱりすごいよね。特に最初に人前で歌うところとか、皆の前で自分を表現する喜びみたいなのが芝居として出てて、それがこのストーリーの一番不自然なところをきっちりフォローして方向付けていて良いと思う。

ただまあこういう話だとドラッグがないとなんかむしろ不自然だなーとか思ってしまいはする。年代的にもそういう所と被ってるだろうしね。