ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ボクらを作った映画たち シーズン3

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シーズン3のデキが悪い。「ハロウィン」を見る方法がなくてこっちの視聴が後回しになってしまった、というのもあるんだけれども、まあそもそもシーズン3が面白くない。なんかスタッフが大きく変わったんだろうか?

面白くないと感じた理由がなんだかよくわからんのだが、うーんなんだろうなあ。見ていて映画へのリスペクトの足りなさ、みたいなのはちょっと感じるところがある。第一シーズン・第二シーズンは編集もキレキレだし、引用がバッチリ決まってるし、何よりきちんとプロジェクトごとの構成がされている感じがあったんだけれども、第三シーズンではテンプレに当てはめた工業製品になってしまった感じが結構ある。ホラー映画が映画史の中でどのような役割を果たしたのかとか、エイリアン2とフェミニズムの関わりとか、もうちょっとそういう俯瞰した視点の話が飛び込んでくれると思ってたんだよなー。ティムバートンとかはイマイチ自分よくわかってないので、そこら辺がこないのに食い足りなさを感じたというのは、たぶん、ある。やっぱり「ジュラシック・パーク」の回のエピソードって、CGがどのような経緯でスピルバーグに認められ、映画の流れが変わったか……というのが一番面白ポイントなわけで。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とかも、とにかく元の映画に依った編集のイジりが最高だったしなあ……

いや、単純にシーズン3の映画にそんなに思い入れがなかったのが原因だったのかも知れないけれども、全体的に当たり障りのないいい話にまとめがちで、もう少しこう、デフォルメと語りの比重を増やしても良かったんじゃないかなあ、と思います。