ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

地に落ちた信頼: ボーイング737MAX墜落事故

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わ、わかりやすい……大企業の闇に迫るドキュメンタリーは色々見てきたけれども、こんなにわかりやすいドキュメンタリーは今まで見たことがないんじゃなかろーか。いや、あまりにも論旨が明瞭で、むしろ不安になってしまうレベル……

元々職人が安全本位で良い環境を作っていたシアトルの大企業「ボーイング社」が、1980年代の合併でウォール街に迎合、結果社内では利益を上げるために批判を口にすることさえ憚られるようになり、やがてそれが航空機事故に繋がる……という、まあ絵に描いたような自由経済偏重へのわっかりやすい批判だよねー。やっぱり心理的安全性ってイノベーションを生み出すし大切なものなんだなーというのがよくわかる。あとボーイング社って元々シアトルなのね。ようやくあの山を見て「レーニア山だ!」と名前が出て来るくらいには馴染みが出てきた。

それにしてもこういう事故原因の究明に際して、公聴会? 原因究明委員会? とにかく議会がきちんと機能しているのはすげーなーと改めて思った。アメリカのドキュメンタリーで、ちょくちょく挿入されるよね。映像がきちんと入っているところで、公開記録に残りつつ、ああいうやり取りが為されているってのは、民主主義国家において重要な事なんだろうなーと思いました。