ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ヒズ・ガール・フライデー

 

わはははこいつはゆかい。こんなにわちゃくちゃになる話だと誰が思っただろうか、という感じ。「ホークス的女性」って正しくこういうのかーとか、あとケーリー・グラントってこういうお芝居もしてたのねーとか。脚本としてはある意味ホントひどいというか、ケーリー・グラントは「えっそのマジクソムーブが『嫉妬していたから』みたいな一言で許されちゃうの!?」という感じだし、ロザリンド・ラッセルは「頼む! お前は新聞記者をやっても良いからケーリー・グラントからだけは逃げ切ってくれ!」と願いながら見ちゃう感じで、まあ全然納得がいかないよなー。でもそれでも「クソおもしれー」と思っちゃうのは、ケーリー・グラントが好感の持てない人間でも行動原理は揺るがずに、彼が周囲にもたらすハチャメチャな展開がまあハチャメチャに面白いからではあるので、うーん負けました……という感じ。いやまあほんとおもしろいよね……逃亡犯を隠している話のはずが、途中でケーリー・グラントが出てきて再度口説きだして逃亡犯のテーマとすり替わったときは、「うーんこの話はそういう目先のストーリーが楽しめればオッケーなんだな」と、フツーに感心してしまったもん。

あとそういえば徹底的に電話にこだわった映画だなー。これ今携帯電話だとできない見せ方なんだなー。