ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ノルマンディー 将軍アイゼンハワーの決断

 

うーん、勝てば官軍って感じ……そりゃまあ偉大な将軍ではありましょうけれども、さすがにちょっと神格化が過ぎるというか、プロパガンダに見えちゃいますねこれ……ヒューマニズムに溢れ、人材の特性を見通し、苦悩しながらも正しい決断を下した偉大な将軍……作戦が成功してもなお、命を失った死者のことを想い続ける――いやー、どうなんだー? だいぶ嘘くさく見えるよねー。様々困難はあり苦渋の決断はあるわけだけれども、それって最終的に成功することがわかっちゃってるワケじゃん? そこら辺も含めて、どうも正直乗り切れんなー。

モントゴメリーとかパットンとか、あと名前だけだけれどもマッカーサーとかロンメルとか、そしてもちろんチャーチルもド・ゴールも、そこら辺のキャラクターがガンガン出てくるのでまあ知識のある人は面白いのかもしんないねぇ。

まーしかし、ここまで自国の戦争指導者(まあ後に大統領になるわけだけど)を衒いなく肯定的に描かれるのを見ると、やっぱ日本が敗戦国というのはデカいのだなーと思う。いやまあ『日本のいちばん長い日』を描けるのは確かに価値のあることだとは思うんだけれどもさあ、政治が絡む軍の中枢で、数字と予測をきちんと中心に置きながら決断が下されているのを見るとねー……そりゃまあこれが正しい意思決定ですよ、みたいなテストケースにしたくなるし、するべきだろうなーとは思わされちゃいますよねー。